「ズッキーニのからし漬け」を
「旬野菜のからし漬け」にしたら人気商品に
また、風来では、当初から漬物などの袋に貼る表シールと原材料表示の裏シールは自前のプリンタで印刷しています。
表シールも業者を使うと、何千枚単位で頼まないと高くつくうえに納品まで時間がかかりますが、自分でデザインして印刷すれば、早く安くできます。
印刷スピードが速く、きれいに印刷できるカラーレーザープリンタ本体も、以前とは考えられないくらい安く(実勢価格1万5000円ぐらい)手に入るようになりました。まさにプロ並みのクオリティが自宅でできる時代になりました。
こういったことを組み合わせていけば、企画(思いつき)から販売まで、すぐにできるようになります。
以前、「ズッキーニのからし漬け」を試作したところ、おいしかったので、販売価格、内容量を考え、表ラベルと裏ラベルを作成。写真を撮り、文章を添え、HPにアップしました。この間、約1時間。まさに小さいからこそのスピードです。
ただ実際には、「ズッキーニのからし漬け」を販売したところ、当時はまだめずらしかったのか、ズッキーニというだけで「?」が浮かんだようでした。
さらに、「からし漬け」で「??」となったのか、あまり売れませんでした。
こんなときも小回りがきくのが「スモールメリット」。
1週間ほどで販売中止にしました。
そして名前にズッキーニとつけずに味を想像しやすく、なおかつその時期だけのという意味を込め、「旬野菜のからし漬け」と変更し、表シール、HPを改定し販売。
すると、あらら不思議。季節の人気商品になりました。
もし、表シールを業者に頼んでいたら、なかなかやめられなかったでしょうし、そもそも企画を実施することすらできなかったと思います。
まさに、ネットとIT機器が安価に便利に使える時代だからこそ、こういったことができたのです。
小ささが光る時代になってきました。