2011年はウサギ年。干支にあやかり、わが国は沈滞から跳躍へと転じるきっかけを、つかむことができるのだろうか。翌12年は米国大統領選挙、ロシア大統領選、中国のトップ交代と、世界では大きなイベントが待ち受けている。その前夜に何が起こるのか。

 DOL編集部では各分野の著名人、DOLの執筆陣にアンケートをお願いし、2011年を読む5つのポイントをあげていただいた。アンケートではジャンルは指定せず、自由に視点を提示してもらった。さて、今年はどのような点に着目すればよいのか。あなたの予想とは、どれが同じで、どれが違ったか。ぜひ、ご参考あれ。

 上段が今年着目するポイント、下段がそれを挙げた理由である。 

地方分権の遅れに業を煮やした<br />自治体首長による反乱が始まる<br />――日本総合研究所副理事長 高橋 進高橋 進(たかはし すすむ)氏

①テレビ不況でデフレ続く
理由:テレビ需要先食いの反動で個人消費落ち込み。ただし、2011年のキーワードは、電気自動車、LED、エコハウス、スマートフォンなど「電気」。

②日本企業の逆襲始まる。
理由:円高は止まるが、成長市場を求めて、日本企業の生産拠点のアジア移転や、アジア市場の開拓続き、M&Aや無形資産を活用した日本企業の逆襲始まる。