お金は「誰のところに、戻りたい」
と思うでしょうか?
私の本業は「旅行作家」ですが、2001年からは、デザイナーとして、商品のデザインやコンセプトを考えています。
「SKP(正観・小林・プレゼンツ)」という私のブランドも持っています。
「冗談」ではじめたブランドですが、本気になって「冗談」を楽しんでいます。
私がつくった財布には、「たくさんの仲間を呼んでくれてありがとう・おはよう・おかえり」と書いてあります。
お札を入れるところにも「ありがとう」の文字がびっしり書いてあります。
「たくさんの仲間を呼んでくれてありがとう」と書いてあるので、「本当にたくさんの仲間を呼んでくれた」と言われることが、よくあります。
この財布をつくっているのは、経済的な問題からではありません。
「おもしろいから」です。
この財布をつくっていると、嬉しくて楽しいからやっているだけです。
モノには、どうやら意識があるのかもしれません。
そう考えるとすると、「お金にあたたかい言葉をかけてくれる人」と「お金なんか汚いものだと思っている人」の、どちらのところに、お金は戻りたいと思うでしょうか?
どうやら、お金は「あたたかい言葉をかけてくれる人」のところに戻りたいと思うみたいなのです。