いよいよ『「内定なう」への道』の連載も今回が最後になります。

 第1回では、就活を取り巻くTwitterの活用状況を紹介しました。第2回と第3回では、実名と顔写真を明かしたセルフブランディングの方法について、第4回と第5回では、情報収集・分析のツールとしてのTwitterの可能性について述べました。これらを踏まえて、最終回では、就活生がTwitterでつぶやくときに注意してほしいことを6つのルールにまとめてみました。

[Twitter就活の6つのルール]
1.選考内容は絶対につぶやかない
2.企業の悪口は書かない
3.ウソはつかない
4.話しかけられたら無視しない
5.グチで一日を終わらせない
6.Twitterにハマりすぎない

[ルール1]
選考内容は絶対につぶやかない

 就活生がTwitterで絶対にやってはいけないのは、選考内容をバラすことです。自分がどの企業の何次選考まで進んでいるかをつぶやいて記録に残すのはOKですが、面接でどんなことを聞かれたかを事細かにつぶやくのはNGです(志望動機や自己PRなど、どこでも聞かれるような一般的な質問ならつぶやいても問題ないでしょう)。

 面接で何を聞かれたか、それに対してどう答えたのかというのは、就活生なら誰もが知りたい情報です。しかし、名前をオープンにした状態でそれをつぶやいて、つぶやいたことを企業に見つかれば、間違いなく落とされます。

 なぜかというと、企業としては、みんな同じ条件で受けてほしいと思っているからです。ウソやごまかしなしで、公平公正に採用したいというのが企業の本音です。

 ところが、選考内容がネットで流出して、事前に内容を知っている人と知らない人がいれば、知っている人が有利になってしまいます。前もって用意された回答ではなく、その場で臨機応変に対応できるかどうかが見たいと思っても、質問内容があらかじめ漏れていると、企業はその能力を適性に判断できません。