気をつけたい急性頭痛の2番目は「くも膜下出血」に伴う頭痛だ。激しい頭痛が突発し、安静にしていても激痛が続く。吐き気や嘔吐、意識障害などを伴うため、消耗がひどい。くも膜下出血の発症リスクは喫煙で3倍に上昇する。喫煙者の急な頭痛は神経内科に直行しよう。

 致命的ではないが、侮れないのが「急性副鼻腔炎」に伴う頭痛である。鼻づまりや熱など風邪に似た症状に続き、前頭部の片側に重い痛みと頭が膨張するような感覚が生じる。鼻周囲の副鼻腔に膿がたまり内圧が上がるのが原因だ。放置すると炎症が眼窩に拡がり、数日で失明する危険性がある。風邪の後で日ごとに悪化する頭痛が残った場合は要注意だ。

 一方、慢性頭痛も一度は神経内科を受診して頭痛のタイプを知るといい。痛みの位置や頻度、両側か片側か、ズキンズキンとした拍動性の痛みか、頭全体を締め付けるような痛みか、など問診だけでも頭痛のタイプが特定でき、治療薬や予防方法がかなり変わる。

 慢性頭痛の代表の片頭痛では、軽度~中等度の痛みなら頓用のトリプタン系薬剤の内服や点鼻薬が、日常生活に支障があるなら予防薬が優先される。ケースによって抗てんかん薬が奏功することも。鎮痛薬で一律に痛みを抑えるより、自分に合った頭痛のコントロール方法が見つかるはずだ。