井手ゆきえ

医学ライター
医学ライター。NPO法人日本医学ジャーナリスト協会正会員。証券、IT関連の業界紙編集記者を経て、なぜか医学、生命科学分野に魅せられ、ここを安住の地と定める。ナラティブ(物語)とサイエンスの融合をこころざし、2006年よりフリーランス。一般向けにネット媒体、週刊/月刊誌、そのほか医療者向け媒体にて執筆中。生命体の秩序だった静謐さにくらべ人間は埒もないと嘆息しつつ、ひまさえあれば、医学雑誌と時代小説に読み耽っている。
孤独な女性ほどテレビ視聴時間が増え、座りっぱなしが健康リスクに…英国の研究より
井手ゆきえ
近年、「孤独」が世界的な公衆衛生上のリスクとして注目されている。世界で初めて孤独担当大臣を置いた英国では中高年の孤独感と、同じく健康リスクとして知られている「座位時間(座りっぱなしの時間)」との相互関係に注目し、平日と週末のテレビ視聴時間と孤独感との関係を調査した。
孤独な女性ほどテレビ視聴時間が増え、座りっぱなしが健康リスクに…英国の研究より
妊婦さんには「少なくとも4人」困ったときに頼れる人が必要【東京都医学総合研究所の調査より】
井手ゆきえ
初めての妊娠・出産を迎える妊婦の心身を守るには、少なくとも4人の頼れる味方が必要らしい。
妊婦さんには「少なくとも4人」困ったときに頼れる人が必要【東京都医学総合研究所の調査より】
老親の家のエアコン、「設定」を要確認!熱中症死の16.4%が“使いこなせずに”死亡
井手ゆきえ
東京大学と東京都監察医務院の研究者が、東京23区で2013~23年に熱中症で死亡した約1450例を調べた結果、室内で死亡していた1295例のうち、16.4%にあたる213例が「エアコンを適切に使いこなせていなかったために死亡に至った」と推測されることがわかった。
老親の家のエアコン、「設定」を要確認!熱中症死の16.4%が“使いこなせずに”死亡
大腸がん予防は「10代」から、50歳未満での発症に腸内細菌の関与が判明
井手ゆきえ
日本人の大腸がん患者の5割に、大腸菌など一部の腸内細菌が分泌するコリバクチン毒素が関係する遺伝子変異が見つかった。研究者は「近年、日本でも増加している若年性大腸がんの重要な発症要因の可能性がある」と指摘している。
大腸がん予防は「10代」から、50歳未満での発症に腸内細菌の関与が判明
「献血」のメリットをおさらい!献血すること自体が血液がんの発症を抑える可能性も!?
井手ゆきえ
献血者数が減っている。注射嫌いな人にとって献血のハードルは高いが、それでもメリットはある。
「献血」のメリットをおさらい!献血すること自体が血液がんの発症を抑える可能性も!?
蚊が媒介する「ジカ熱」とは?妊婦はとくに注意、性行為で感染も
井手ゆきえ
蚊は口に仕込んだ針をヒトの毛細血管に突き刺して血を吸う。その際、ヒトが痛みを感じないよう「麻酔成分」や血液が固まって吸血できなくなるのを防ぐ「抗凝固成分」を注入し続けている。それだけなら被害は「かゆみ」くらいで済むのだが、ついでに蚊の唾液中に潜む病原体もヒトの体内に送り込まれるのが厄介だ。
蚊が媒介する「ジカ熱」とは?妊婦はとくに注意、性行為で感染も
がん治療の際に忘れないでほしい「歯医者さんにかかること」の重要性
井手ゆきえ
毎年6月4日から始まる1週間は「歯と口の健康週間」だ。子供向けの啓発と侮らず、成人こそ口腔の健康に注目してほしい。歯周病や歯周炎など「口の中の慢性的な炎症」が中高年以降に発症する心血管疾患のリスクの一つであるほか、お口と歯の健康が外科手術や抗がん剤治療に影響することもあるからだ。
がん治療の際に忘れないでほしい「歯医者さんにかかること」の重要性
帯状疱疹ワクチンが認知症予防に効果!?日本では2025年度から定期接種化【米スタンフォード大の研究より】
井手ゆきえ
米スタンフォード大学の研究者らが、帯状疱疹(HZ)ワクチンによる認知症予防効果を相次いで報告している。
帯状疱疹ワクチンが認知症予防に効果!?日本では2025年度から定期接種化【米スタンフォード大の研究より】
ChatGPTも不安に襲われる!?生成AIに人間用の認知評価テストを受けさせてみた
井手ゆきえ
最近、ChatGPTのような生成AI、チャットボットの“メンタルヘルス”を扱う研究が増えてきた。
ChatGPTも不安に襲われる!?生成AIに人間用の認知評価テストを受けさせてみた
5月17日は「高血圧の日」、若年層は未病のうちの対策が吉
井手ゆきえ
5月17日は「高血圧の日」だ。日本高血圧学会(JSH)と日本高血圧協会が共同で推進している疾患啓発活動で、各地でライトアップなどイベントが行われる。
5月17日は「高血圧の日」、若年層は未病のうちの対策が吉
「失われた30年」で、都道府県の健康格差も拡大した
井手ゆきえ
バブル崩壊から続く「失われた30年」の間に地域の健康格差も広がった。世界保健機関(WHO)が主導する世界規模の健康調査「世界疾病負担研究」のデータと国内の人口動態統計などを使って、1990~2021年の日本人の健康状態の変遷を分析した結果は――。
「失われた30年」で、都道府県の健康格差も拡大した
肥満と肥満“症”の違いとは?状態によっては医療の手を借りる必要もある
井手ゆきえ
40~60代の男性の3人に1人はBMIが25以上の肥満だ。肥満の背景には遺伝的要因のほか、昼夜逆転の激務やストレスなどで手間暇をかけた食事を摂る余裕がない環境など、個人の意思や裁量ではどうしようもない状況がある。
肥満と肥満“症”の違いとは?状態によっては医療の手を借りる必要もある
「高額療養費制度」を守るには?個人ができることとは
井手ゆきえ
高額療養費制度の見直しを巡る混乱は記憶に新しい。世代を問わず生存権を脅かす事案だけに、しっかり関心を持ち続けたい。同時に一人ひとりが医療費の削減に寄与する方法も考えていこう。
「高額療養費制度」を守るには?個人ができることとは
地域移行へ向かう「部活動」と、将来の「認知症」との関係【順天堂大の調査より】
井手ゆきえ
少子化や教員の負担軽減策で、部活動の地域移行――教師が無償で顧問を務める形式から、地域のスポーツクラブなどへ委託する実証事業が始まっている。
地域移行へ向かう「部活動」と、将来の「認知症」との関係【順天堂大の調査より】
高齢ゲーマー増加中!社会的孤立を防ぐ効果も
井手ゆきえ
2021年の社会生活基本調査(総務省)によると「趣味・娯楽」として「スマートフォン、家庭用ゲーム機などによるゲーム」を嗜む65歳以上の高齢者は10%超で、シニア~高齢ゲーマーが増えている。
高齢ゲーマー増加中!社会的孤立を防ぐ効果も
緑内障では善玉コレステロールが「悪玉」になる?40万人の追跡調査より
井手ゆきえ
HDL-コレステロール(HDL-C)は動脈硬化を予防する「善玉」と呼ばれるが、眼の健康に関してはそうとも言い切れないらしい。
緑内障では善玉コレステロールが「悪玉」になる?40万人の追跡調査より
肺がんリスクと受動喫煙の関係、「暴露あり」で24%増
井手ゆきえ
習慣的に喫煙している者の割合は、直近10年間で男女ともに有意に減少し、副流煙の受動喫煙に巻き込まれる場面も減った。受動喫煙は肺がん、心血管疾患の確実なリスクであり、換気が難しい閉鎖空間では徹底的な禁煙・分煙が望ましい。
肺がんリスクと受動喫煙の関係、「暴露あり」で24%増
倒産の瀬戸際に先代の教えでたどり着いた「健康」「絆」「幸福」を追求する「健康経営」
ダイヤモンド・ライフ編編集部,井手ゆきえ
働き手不足が深刻化する中、人材確保の対策の一つとして「健康経営」に注目する企業が増えている。人を大事にする会社探訪の第3回は、『健康は全てではないが、健康を失うと全てを失う』という先代社長の教えを基に進化してきた電巧社の健康経営哲学を取材した。
倒産の瀬戸際に先代の教えでたどり着いた「健康」「絆」「幸福」を追求する「健康経営」
適量飲酒を守るには「飲み仲間」が大事、蘭アムステルダム大の研究より
井手ゆきえ
今年の全国生活習慣病予防月間(毎年2月)のテーマは「少酒」だ。一昔前は「酒は百薬の長」とされ適度な飲酒は健康に良いとされてきたが、最近は旗色が悪い。
適量飲酒を守るには「飲み仲間」が大事、蘭アムステルダム大の研究より
スギ花粉の飛散がピーク、「市販薬+処方薬」の組み合わせで乗り切ろう
井手ゆきえ
スギ花粉の飛散がピークを迎えている。今年は昨年夏の猛暑と日照時間の影響で、東北~関東甲信越が「やや多い」、東海、近畿以南は「多い~非常に多い」と花粉症持ちにはつらい毎日が続く。
スギ花粉の飛散がピーク、「市販薬+処方薬」の組み合わせで乗り切ろう
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