-週刊ダイヤモンド編集部-


専門医の監修を得て、あなたの症状に潜む病気の可能性を検証。カラダのアラームをキャッチせよ。
第332回
電子たばこは禁煙補助になる?英米で異なる見解
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
受動喫煙対策をめぐる議論が沸騰しているが、先日「キャンサー・リサーチUK(英国)」から「電子たばこ」の安全性に関する研究結果が報告された。研究では、普通のたばこの喫煙者、喫煙+ニコチン補充療法(NRT)、もしくは電子たばこで禁煙を試みている最中の人、そして禁煙後にNRTか電子たばこに切り替え、半年以上を経過した181人について、唾液と尿中の有害物質濃度を検査。
電子たばこは禁煙補助になる?英米で異なる見解
第330回
「睡眠時無呼吸症候群」実は2種類、閉塞性・中枢性で違い
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
眠っている間に10秒以上呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群(SAS)。日中のひどい眠気や集中力の低下が自覚症状だ。肥満が発症リスクだが、顎が引っ込んでいる人や首回りが43cm以上ある人もリスクが高い。ただしこれは“閉塞性”睡眠時無呼吸症候群(OSA)の話。
「睡眠時無呼吸症候群」実は2種類、閉塞性・中枢性で違い
第329回
周期的に下腹部が痛む「大腸憩室炎」は赤身肉を控えて予防
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
大腸憩室炎という病名を聞いたことがあるだろうか。耳慣れないが、食生活の変化でじわじわ増加している疾患の一つだ。
周期的に下腹部が痛む「大腸憩室炎」は赤身肉を控えて予防
第328回
災害時に心臓を守るリスト付き、循環器学会監修の防災セット限定販売
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
日本循環器学会は、今年3月の学術集会を記念して循環器救急医療・災害対策委員会が監修した「循環器防災セット」(1セット5000円、税別)1000個を事前予約制で限定販売する。
災害時に心臓を守るリスト付き、循環器学会監修の防災セット限定販売
第327回
子供とスポーツ脳振とう、運動再開は7日以内に?
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
スポーツ少年団などで子供たちの指導をする人は、ケガへの対処法を知っておく必要がある。このうち、脳振とうは頭を強く打ったときに生じると思いがちだが、正確には「頭部、顔面への直接、あるいは首へ伝達する他の身体の部位への衝撃で生じる『頭部外傷』」を指す。直接、頭を打つだけでなく、頭が激しく揺れるような衝撃でも生じるわけだ。
子供とスポーツ脳振とう、運動再開は7日以内に?
第326回
サウナで認知症リスク低下、本場フィンランドの報告
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
お父さんたちの疲労回復に、若い女性の美肌・痩身にと根強い人気がある「サウナ」。さらに昨年末、サウナの本場フィンランドから「認知症予防に良い」という報告があった。研究者らは、フィンランド在住の中年男性(42~60歳)2315人を対象に、サウナを利用する頻度とアルツハイマー型認知症(以下AD)および、その他の認知症リスクとの関係を検討。
サウナで認知症リスク低下、本場フィンランドの報告
第325回
ポケモンGOの運動量増進効果、最初の2週間だけ!?
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
巷で噂される「ポケモンGO(ポケGO)」の運動量増進効果は、控えめに見積もったほうがいいらしい。昨年末、英国医学雑誌(BMJ)のクリスマス特集号に掲載された報告から。研究者らはインターネット経由で参加者を募集し、2016年8月に「ポケGO」で生じる運動量の調査を実施。米国在住の「iPhone6」ユーザー1182人(年齢18~35歳)が参加した。
ポケモンGOの運動量増進効果、最初の2週間だけ!?
第324回
がんに匹敵する悪性疾患「足の狭心症」とは?
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
血管が硬く、もろくなる「動脈硬化症」。糖尿病や高血圧症、脂質異常症(高脂血症)がリスク因子で、近年は手足に血液を送る末梢動脈の動脈硬化症:PADが注目されている。PADの自覚症状は手足の冷え、しびれ、痛みなど。進行すると「間欠性跛行」──しばらく歩くと足の筋肉が痛み歩けなくなるが、数分休むと歩ける、という特有の症状が出てくる。
がんに匹敵する悪性疾患「足の狭心症」とは?
第323回
インフル予防に漢方「補中益気湯」の可能性
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
インフルエンザの季節だ。予防には、マスク着用と手洗いの徹底を。おつかれ気味なら、漢方薬の補中益気湯(ほちゅうえっきとう)を試してみよう。
インフル予防に漢方「補中益気湯」の可能性
第322回
生活習慣調査から見えた「健康な高齢者」と「不健康な若者」
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
先日、厚生労働省から「平成27年国民健康・栄養調査」が公表された。これによると、過去10年間で糖尿病と脂質異常症が疑われる人の割合は、ほぼ変化がなかった。加齢が発症リスクであることを考えると「健康を気遣う高齢者」が増えたと推測される。
生活習慣調査から見えた「健康な高齢者」と「不健康な若者」
第321回
痛風発作の薬は低用量で 米国のガイドラインが推奨
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
俗に、疾病の三大激痛の一つといわれる痛風発作。後の二つは尿路結石だ、心筋梗塞だ、胆石だ、急性膵炎だと諸説あるが、痛風の地位は揺るがない。
痛風発作の薬は低用量で 米国のガイドラインが推奨
第320回
社会文化的伝統は肥満のもと 年末~春は危険だらけ
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
世界各国の祝祭日の過ごし方はそれぞれだが、一つ共通点がある。それは家族で美味しい物をたくさん食べること。先日、米マサチューセッツ内科外科学会発行の「NEJM」にユニークな研究結果が報告された。米コーネル大学の研究チームによるそれは、米国、ドイツ、そして日本の国民の祝日と体重の変化率の関係を調べたもの。
社会文化的伝統は肥満のもと 年末~春は危険だらけ
第319回
偽薬効果は学習効果?慢性的な腰痛が軽減
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
プラセボ(偽薬)効果という言葉がある。有効成分が全くない偽薬を投与したのに、症状が改善する現象のことだ。偽薬を「本物」と思い込むことで心身が反応すると考えられているが、そう簡単でもないらしい。
偽薬効果は学習効果?慢性的な腰痛が軽減
第318回
「過剰診断」か「見落とし」か マンモグラフィー検診のリスク
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
日本では40歳以上の女性に対し、2年に1度のマンモグラフィー(以下、マンモ)検診が推奨されている。日本人女性は、30代後半~40代に乳がん発症のピークがあるからだ。
「過剰診断」か「見落とし」か マンモグラフィー検診のリスク
第317回
どちらか一つじゃだめ?カロリー制限か運動療法か
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
特定健診の結果で、メタボ中高年は食習慣の改善と運動療法を迫られる。せめてどちらか一つで、と思うのだが。米国の研究によれば、適度な減量ができれば「カロリー制限」と「運動療法」の効果は同じらしい。対象は、肥満やあまり運動をしない“座りっぱなし症候群”の45~65歳の男女52人。
どちらか一つじゃだめ?カロリー制限か運動療法か
第316回
サルコペニア肥満で糖尿病!?筋肉減でインスリン分泌低下
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
国民健康・栄養調査(2012年)によると、糖尿病が強く疑われる成人男女は950万人、糖尿病予備群は1100万人に上る。男性の4人に1人、女性の5人に1人が糖尿病かその予備群だ。最近、2型糖尿病の発症リスクとして「サルコペニア肥満」という概念が注目されている。
サルコペニア肥満で糖尿病!?筋肉減でインスリン分泌低下
第315回
揚げ物は控えめに レジリエンスに影響?
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
ストレス社会の今、レジリエンス──心の弾力・回復力という概念が注目されている。日本ではまだ、明確な定義はないが、大まかに言うと「深刻な状況で一時的に心身の健康が損なわれても、弾力的に回復する力」を指す。
揚げ物は控えめに レジリエンスに影響?
第314回
SEX and The Brain 中高年の性行為と認知機能
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
若者の恋愛離れ、セックスレスが話題になっている。ただ「日本家族計画協会」の2015年調査によると、セックス経験率が半数を超える年齢は、男性が20歳、女性は19歳。そこまで危機的かどうかは疑問だ。一方、中高年のセックスライフはどうだろう。
SEX and The Brain 中高年の性行為と認知機能
第313回
受動喫煙のリスクは「確実」 がん、脳・心疾患、乳幼児突然死症候群
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
この夏、「たばこ白書(厚生労働省)」が改訂された。喫煙、受動喫煙と疾患との因果関係を「確実」~「無関係の可能性」の4段階で評価した点が特徴。本人の喫煙と疾患との因果関係が証明されている「がん(肺・咽頭・食道など)」は「確実」。これまで「可能性あり」だった「脳卒中」「心筋梗塞」「糖尿病」も、「確実」に危険度が上がった。
受動喫煙のリスクは「確実」 がん、脳・心疾患、乳幼児突然死症候群
第312回
遺伝子検査で再発リスクを評価 抗がん剤治療の回避も――乳がん
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
早期乳がんでは、術後に抗がん剤治療が行われる。超早期でない限り必要な治療だが、吐き気や極度の疲労感、脱毛など女性にはつらい副作用もあり、できれば避けたいのが本音。近年は遺伝子検査で「再発リスク」を調べ、結果次第で術後の抗がん剤治療を省略する動きもある。
遺伝子検査で再発リスクを評価 抗がん剤治療の回避も――乳がん
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