モテる男、モテない男の間には
年収500万円の壁があった!
数年前の冬のこと。私は友人宅で数人と鍋を囲みながら、リリー・フランキー原作の映画『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』を見た。見終わったあと、延々とリリー・フランキーがいかにかっこいいかを力説する女性がいた。当時、私が惚れていた女性だ。
彼女には主演のオダギリジョーがずっとリリー・フランキーに見えていたに違いない。惚れてる私を目の前に「同年代はムリ。せめて40ぐらいの男じゃないと色気を感じない」だの「自然体でくたびれた顔してるおじさんが最高」だの、好き勝手しゃべりまくる。「これは遠回しに拒絶されてるんだ」。そう感じた。
それ以降、あのちょい悪オヤジをテレビで見かけるたびに、むむむ、と思ってしまう。この間なんて、半ズボンだったぞ。ちょっとかわいいじゃないか、リリー・フランキー。完敗だ。
そんなわけで、きっと街はクリスマス一色なわけだが、今回は「モテる男」について少し考えてみよう。皆さんはどんな男性がモテるとお考えだろうか。小学校低学年・中学年までは足の早いやつ。それ以降、中学校前半ぐらいまではみんなの人気者的な面白いやつ。高校卒業まではかっこいいやつ、バンドを組んでるやつ。大学生になるとコミュ力の高いやつ。そして社会人になってからは、収入がモノを言う。と、これは私の持論だが、実際はどうだろうか。