特別賞は、同一の運用(同じマザーファンド)で販路が異なるだけの「ひふみ」のシリーズの獲得票数を合計すると2位相当になるので、票の分散を救済する意味合いで設けられたものだと理解した。

 表彰式の模様は、投信ブロガーの水瀬ケンイチ氏のブログ「梅屋敷商店街のランダムウォーカー」に詳しい。

 表彰式の冒頭に紹介された森信親金融庁長官のメッセージ全文も掲載されている。

 森長官のメッセージは、たとえば「良質な投資商品を普及させる上で、投資家自身が投資信託の質の向上に向けた取組みを進めていくことは、とても有意義だと考えます。皆様には、投資を行う顧客の目線に立って、投資商品を客観的・公平に評価し、広く発信していく運動を更に深化させていただければ幸いです」とたいへん好意的で力の入ったものだった。

ブロガー投票と全く違う
売れ筋投信「上位5本」

 さて、このリストを一般によく売れていて、純資産残高が大きくなっているファンドの純資産残高ランキング上位5本と比べてみよう。

 以下が純資産残高ランキングの上位ファンドだ(「ベストファイブ」と呼んでもいいのだろうが、「ベスト」という言葉は使いたくないと思う商品群だ…)。

【純資産残高上位投資信託(除くETF)】

1.フィデリティ・USリートB(H無) 1兆5448億円
  (フィデリティ社)
2.新光 US-REITオープン 『愛称:ゼウス』 1兆5016億円
  (アセットマネジメントOne)
3.ラサール・グローバルREIT(毎月分配型) 1兆1989億円
  (日興アセットマネジメント)
4.フィデリティ・USハイ・イールドF  8841億円
  (フィデリティ社)
5.ダイワ 米国リート・ファンド(毎月分配型) 7335億円
  (大和アセットマネジメント)

(※ モーニングスター社、2017年1月13日付データのランキングを参照しました。同社ウェブサイトはhttp://www.morningstar.co.jp/