仕事をひとりで抱え込んで、まわらなくなっている舞の姿を見て、マリアは活を入れます。
「編集はチームプレーよ。
個人プレーで仕事を抱えてたらみんなに迷惑よ」
面倒な仕事を、気持ちよく手伝ってもらえる伝え方とは?
舞も、好きで仕事を抱え込んでいるわけではありませんでした。実は以前、同僚たちに何度も「助けてくれ」「手伝ってくれ」と頼んだことがあったのです。
「すみません、広告ページ手伝ってほしいんですが…」
でも反応は……
「少しは自分で考えて」(副編集長)
「忙しいんや、ググれ」(先輩)
「これからネイル!もちろん取材よ!」(同期)
すげなく断られ、すっかり萎縮してしまった舞…それ以来、人に仕事を頼まないようになっていたのです。
そんな舞に対し、マリアは「バカね。それも伝え方が悪いのよ」とズバリ。「うまく伝えれば、ちゃんと手伝ってくれるわよ」と諭し、ある“伝え方の技術”を伝授しました。