だからこそ同業他社は、「腸まで数倍届くというコピーを使いたくても明確な根拠を示せないため使えなかった」(業界関係者)。にもかかわらずロッテがコピーに用いたため、消費者庁が調査に動いたのだ。

課徴金支払いの可能性も

 ロッテはこの件に関し、「消費者庁から問い合わせがあったのは事実」と認める。昨年末ごろから商品コピーを「“生きた乳酸菌をいつでも”の時代」に変更しており、消費者庁からの問い合わせの影響がうかがえる。

 消費者庁においては現在、ロッテが示した根拠を検証する調査段階にある。同コピーが景品表示法の違反に当たるのか、結論は出ていない。

 違反と判断された場合、同庁から「違反行為の一般消費者への周知徹底」などの措置命令を下される。加えて、同商品は課徴金対象となる5000万円以上の売り上げがあるため、違反対象期間の総売り上げの3%分の課徴金が課される可能性がある。

 ロッテにとってチョコレートでの久方ぶりのヒット商品なだけに、景品表示法違反に問われれば経営へのインパクトは小さくない。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 泉 秀一)