「雇われる力」はバランスが重要
これからは、以下の5つのリテラシーがより重要になるでしょう。
(1)コミュニケーション・リテラシー
(異なる考えを持つ他者と交流しながら自分を成長させること)
(2)ロジカルシンキング・リテラシー
(常識や前例を疑いながら柔らかく「複眼思考」すること)
(3)シミュレーション・リテラシー
(アタマのなかでモデルを描き、試行錯誤しながら類推すること)
(4)ロールプレイ・リテラシー
(他者の立場になり、その考えや思いを想像すること)
(5)プレゼンテーション・リテラシー
(相手とアイディアを共有するために表現すること)
周囲の人たちとコミュニケーションしながら、ロジカルに自分の仮説を考え出し、マーケットの変化をシミュレーションしつつ、顧客の反応や判断をロールプレイすることで仮説を強化して、最後には相手が理解できる言葉でプレゼンテーションできるかどうか。
こういった力が重要になる。
なぜなら、これらが「できるビジネスパーソンの条件」だからです。
この力を大人になるまでにバランス良く育めるかどうか。それが、君自身の「雇われる力」を決めるということ。
もっとも、完璧な人なんかいませんから、誰でも入社してから弱点を補強し、長所をさらに伸ばしていけばいいんです。