かつてハウスメーカーの住宅営業をしていた筆者は、理系出身だったこともあって、訪問営業やテレアポがどうしても苦手で、早々に「ダメ営業マン」の烙印を押されていた。ところが、ある工夫によって、トップ営業になることができた。ぜひ、一つの参考にしてほしい。(営業サポート・コンサルティング代表取締役、営業コンサルタント 菊原智明)

イメージが悪すぎる
営業職の姿

 あなたは「営業職」と聞いてどんなイメージを持つだろうか?

 残念ながら、大半の人はいいイメージを持っていないようだ。営業職についてほとんど知らなくても「営業職だけは絶対にイヤ」という人も多いだろう。

 私は週に一度大学で学生に対して“営業の授業”を行っている。その学生に営業職のイメージについて聞くことがあるのだが、その意見は実に面白い。

 ・表面だけ笑顔で裏は違う
 ・平然とウソをつく
 ・口がうまく人を騙して売る

 といった“偏見的な意見”が続々と出てくるのだ。これには、悪徳営業マンが登場するテレビドラマなどの印象があるのかもしれない。

 さらには、

 ・朝から晩まで飛び込み営業をしなくてはならない
 ・ノルマがキツイ
 ・お客様を接待しなくてはらない
 ・頭を下げて買ってもらう

 などなど。