ほんとうに自分がくつろげることをする
自分がやりたいことをやり、楽しむことができなければ、介護も仕事もうまくいきません。
介護中心の生活になり、交友関係を断ち、自分の楽しむ時間を削る日々が続くと、自分がどうしたかったか、何が好きだったかさえ、忘れてしまうのです。
私も、ショートステイを利用し始めたとき、気分転換に東京ディズニーランドへ行きました。
幸せいっぱいの夢の国で、現実から離れた時間を過ごしたかったのです。
ところが実際には、アトラクションやパレードより、きれいな風景を見ながら散歩し、1人ゆっくりビールを飲んでいるほうが、はるかにリラックスできました。
とくに何もしないで、ぼんやり過ごす豊かなひととき。
そのときようやく、私が求めていたのはこういう時間だったのだとわかりました。
まったく違う時間の流れに身を置くのが心地よく、大いにリフレッシュできました。
●ポイント
なにかと忙しい介護の毎日の中で、ぼんやりする時間などムダだと思われがちですが、じつは、自分らしくいられる大切な時間です。
あなたは心が喜ぶ方法を持っていますか?
もし、わからなければ、「介護が終わったらやりたいこと」、または「介護がなかったら、やりたいこと」を思い出してください。
その中で今からできることを少しずつ取り入れていきましょう。