「いいね！」が人を呼んでくる

　そこで重要になってくるのが「コンテンツ」である。コンテンツとは、ブログ記事、Facebookの投稿、Twitterのつぶやき、YouTube動画、メールマガジン、あなたが発信するものはすべて「コンテンツ」である。

　ユーザーは、あなたが発信するコンテンツが魅力的であればファンになり、さらにもっと見たいと思う。逆にコンテンツに魅力を感じなければスルーされて二度と戻って来ない。

　特にFacebookでは、「いいね！」というわかりやすい人気投票ツールがある。Facebookのアルゴリズムにより、たくさんの支持を集めるコンテンツはどんどん露出が高まって、ますます多くの人の目に触れる仕組みになっているのだ。

　図3を見ていただきたい。これは、私が運営するソーシャルメディア研究所のFacebookページ（http://www.facebook.com/SocialMediaJP）のある月のアクセス解析である。

図3 ソーシャルメディア研究所のFacebookページのアクセス解析（http://www.facebook.com/SocialMediaJP）

　赤いグラフが「いいね！」の数、青いグラフがページへの訪問者数、である。この2つがほぼ連動しているのがおわかりいだだけるだろうか。いいね！が多いと訪問者数も多くなる。「いいね！」が人を呼んでくるのである。

　「いいね！」をもらうコンテンツが人を集め、集まった人がファンになり、継続的につながる。継続的につながることで信頼を勝ち得る。そして「購入」「成約」が生まれやすくなる。

　つまり、ファンを増やすのも、売上を増やすのも、あなたが発信する「コンテンツ」次第。お客さんに「買ってください」とメガホンを使って呼びかけるのではなく、お客さんのほうから「売ってください」と磁石のように集まってくるようにする。その磁力を作るのが言うまでもなく「コンテンツ」なのである。

　次回は、「コンテンツ工場」のように良質のコンテンツを作ることで、前年比350％売上増を達成したアメリカ企業をご紹介したい。

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ありがとうございました。

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