人とつながることで救われる
介護をしている人は疲れています。
休みたい、眠りたい、泣きたい…。
いろいろな思いを抱えてがんばっていて、心がやすらぐときがありません。
でも、正直な気持ちを話してしまうと自分が保てなくなるような気がして、表面上は冷静を装い、心によろいをかぶせてしまうのです。
しかし、ピンと張りつめた糸はいつか切れます。
うつ状態になっても、自覚がないままがんばってしまう人が多いのです。
身体をこわしては介護どころではありません。
あなたの話を聞いてくれる人、メールをやりとりする人が1人でも2人でもいれば、心の風通しがよくなります。
つらいときに少しでも寄り添ってくれる人がいる。
それだけで、ずいぶん救われるものです。
●ポイント
「誰にもわかってもらえない」と孤独を感じても、心にフタをしてはいけません。誰かに話しかけましょう。
1度でわかってもらえなくても、何度も話すことでわかってもらえることがあります。
話せば、情報交換できる人や励ましてくれる人、介護経験のある人が耳を傾けてくれる可能性があります。
弱音や愚痴を言える相手が1人でもいれば、かなり心がラクになるでしょう。
自分のつらい気持ちを我慢せず、ときには弱音や愚痴を吐いても大丈夫です。
人とつながることをあきらめないでください。