一流のリーダーがやっている、時間を「立体」で捉える思考法   スケジュールを管理する時、時間を平面でしか捉えていませんか?(写真はイメージです)

 「もっと時間があれば、良い成果を上げられたはず」
 「時間がなかったら、上手くいかなかった」
 「もう少し時間があれば、3倍の業績を出すことができたはずなのに…」

 皆さんのようなビジネスエリートの方であれば、「もっと時間があればいいのに…」と思ったことは一度や二度ではないでしょう。

 上手く使えば、時間はいつも十分にある。

 これは、ドイツの詩人・ゲーテの言葉です。

 一流のリーダーに、こんな質問をしたことがあります。

「時間がない時は、どうすればいいのですか?」

 すると、こんな答えが返ってきました。

「時間がない、と思ってはいけない。なぜなら、時間は生み出すものだから」

 時間は生み出すもの――。

 一流のリーダーが、短期間で誰もが驚く業績を残すことができる最大の理由は、タイムマネジメントの仕方の違いにあります。

 私は10年間、様々なグローバル企業で、秘書として10名のエグゼクティブたちとともに働き、補佐してきました。本社(外国)からの期待を背負い、2、3年という期間で大きなミッションを遂行し、成果を出さなければならない人たちばかりでした。