先生によれば、ゴーヤに含まれるカランチンというインスリン様成分には血中の糖分を除去する働きがあるのだとか。また、カランチンには中性脂肪や総コレステロールを下げる働きもあり、こうした薬理効果が相まってダイエットにも結びついていくのだそうです。

「これまで集めた臨床データから、ゴーヤが血糖値改善やダイエットに有効であることは明らかになっていましたが、今回の例でその力にさらに確信を深めました」

 ゴーヤのいいところは、糖尿病対策にしろダイエットにしろ、特に食事制限を必要としないこと。ふつうの食事にゴーヤを加えるだけで十分効果が見込めるので、減量してもリバウンドの心配もほとんどありません。

 なお、ゴーヤは温めると有効成分がやや減少するので、できるだけ生のままいただくのが一番。特有の苦みがちょっと……という人はゴーヤにリンゴやバナナ、そして適量の水を加え、ミキサーにかけてジュースにすると、けっこうおいしくいただけます。

竹内有三(医療ジャーナリスト)