子どもが生まれたら? 保険と子どもにかけるお金を考える
「結婚したら、生命保険に入ったほうがいいよ」知人や親戚に生命保険会社の人がいたら、必ず勧められる。会社の先輩や同僚から同じことを言われるかもしれない。
でも、結婚してすぐに保険に入る必要はない。
結婚しても、ほとんどのカップルは共働きを続ける。それならシングルがふたり一緒に生活しているのと変わらないので、夫も妻も医療保険だけあればいい。
医療保険は、ケガや病気で入院したときに入院日数に応じて1日5000円くらいの「入院給付金」が支払われる保険。万一入院したときの出費をカバーしてくれる。成人したときか社会人になったらすぐに加入したい保険だ。まだ入っていなかったら結婚を機に加入するといいだろう。
死亡の保障や年金とセットになったものではなく、医療保険だけで契約するタイプがいい。結婚してすぐは、死亡保険も年金保険も必要ない。医療保険だけが保険料はだんぜん安いし、シンプルで見直しがしやすい。
「シンプルでわかりやすい」は生命保険を選ぶときのキーワードだ。夫も妻もそれぞれ自分で契約して自分で保険料を払う。
医療保険は、多くの保険会社がさまざまなタイプを売っているが、ネットで申し込める保険がシンプルで保険料が安い。会社員なら入院日額5000円で十分だ。
手術のとき給付金が支払われるか、入院何日まで保障されるかなどによって保険料は違ってくる。保障を手厚くするほど保険料は高くなる。財布とパートナーと相談して決めよう。
「1日5000円が60日間」あればとりあえずOK。欲張らない、欲張らない。