そんな心の底から熱い奇跡の教育機関がハーバードMBAで、そこの薫陶を一年にわたり受けた僕。

 インターンではなく「バッファローウィング王になりたい」というもやもやした夢を実現するために突っ走り出すのも、当然の帰結だった。

 そう。この学校が教えてくれたこと。

 それは情熱を曝け出し、それに従うことの大切さ。

 自分の内部を見つめ、自分の価値観を率直に認め、それに愚直に従い失敗を恐れず一歩を踏み出す勇気。

 失敗してもいい。

 やろう、と思ったことはやればいい。

 情熱を曝け出して、挑戦してみればいい。

 もし、失敗したら、その失敗から学んだらいい。

 そしてもう一度挑戦すればいい。

 次は勝つために、その失敗を恥ずかしがらずに他人と共有し、皆で成長していこう。

 そんな、いい意味で小学校のような場所が、MBA世界最高峰と言われているハーバード・ビジネススクールだった。

 だから僕は自分の素直な気持ち、「バッファローウィング王になりたい」というものに従うことにした。

 僕はパンツを脱いで、不退転の覚悟で4カ月の長い夏休みを闘いきった。

 残念ながら、まだこの本を読まれていない方のために結末をここで書くことはできないが、信じて欲しい。

 情熱を曝け出して闘った後に残ったのは、尋常ではない爽快さと、自分の想いに従うことの素晴らしさだった。

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ハーバードMBAの夏休みにすべてを賭けてジャンクフードの全米選手権に挑戦した情熱の塊のような日本男児。この男、果たして優勝できるか?そもそも優勝して何かいいことあるのか?一途な男が国際社会で勝負を続けるなかで見つけた、日本人の本当の勇気とは。暑い夏がもっと暑くなる、涙と笑いの感動実話。 ぜひご一読ください。

 

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【著者】児玉教仁
1972年生まれ。静岡県出身。清水東高校を卒業後、1年半アルバイトで学費を稼ぎ1992年に初渡米。ウィリアム・アンド・メアリー大学を卒業。1997年三菱商事株式会社へ入社。2004年ハーバード・ビジネス・スクール入学。06年ハーバードMBA取得後、三菱商事に帰任。2011年同社を退社、国際社会で活躍できる人材の育成を目指したベンチャー企業、グローバルアストロラインズ株式会社を立ち上げる。本書が初めての著書。