資格や学位などの「勉強」だけ行っていてもプロにはなれません。“実践”が重要なのです!(写真はイメージです)

人事のプロになるための
学び直しの場合

 今回は、資格取得の現実的側面について、もう少し深めてみましょう。

 とは言え、勘違いしてほしくないのですが、私は「資格を取りましょう」という話をしたいわけではありません。学び直しという文脈の中で資格はどこに位置づくのかを知ってほしいのです。自分が目指したい方向によって、資格の重要度は違ってきます。実は取る必要のない資格もたくさんあります。

 前回は、プロジェクトマネジメントを行う上であったほうがいい資格や、税理士資格、医師免許など、特定の仕事に就くために必須の資格について見てきました。確かに税理士資格や医師免許は、その職業に就きたいと思えば絶対必要な資格ですが、これを取得したからといって、それで売れる税理士や優秀な医者になれるわけではありません。

 一方、国際資格のPMP(Project Management Professional)は、プロジェクトマネージャーになるための必須の資格ではありません。資格がなくてもプロジェクトマネージャーにはなれます。ただ、海外でのオフショア開発(システムの運用や開発、管理等を人件費の安い海外の会社に委託すること)も含めて第一線で活躍する、その現実的なスタートラインに立つために非常に重要な資格です。

 どちらも仕事を得るためには重要な資格であることは間違いなく、それゆえチャレンジしがいのあるものだというような話でした。

 さて、その他の職種ではどうでしょうか。

 例えば人事の領域。人事部で働く人が、将来的にもヒューマンリソース(人的部門にフォーカスする事業部門)の分野で活躍したいという希望を持つ、人事分野でプロになろうと思ったとします。そんな場合に考慮すべき資格はあるのでしょうか。

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どういう分野でプロになりたいのか?


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