ポルシェ911ターボSをさらにパワフルにし、かつ特別な内外装を与えたスペシャルが世界限定500台で発売された。日本への割り当てはわずか6台という。
911ターボS エクスクルーシブシリーズは2017年6月に終わりに英国で発表された。特徴をひとことでいうと、パワーも内外装もスペシャルなターボS。もうひとつつけ加えるなら、今後のポルシェのマーケティングの方向性を示す存在である。
ポルシェ本社ではこれまで顧客の特別な注文をさまざまなかたちで受けてきた。外板色のこともあればシート地のことも。またエンジンチューニングも要望が多いと聞く。
当初「パーソナリゼーション プログラム」と呼ばれていた特別なリクエストに応えるサービス。1986年に「ポルシェ・エクスクルーシブ」に名称変更。
今回同社ではオーダーメイドを受ける部署を「ポルシェ・エクスクルーシブ・マヌファクトゥア」と改めて命名。注文に応じた仕上げを手がけるとともに、特別限定車を発売していくという。
911ターボS エクスクルーシブシリーズはその1台。ターボSをベースに開発され、3.8リッター6気筒エンジンをさらに27ps(19kW)パワーアップし、607ps(446kW)の最高出力を得た。最大トルクは750Nmだ。
「塗装、裁断、研磨、そしてステッチ。あらゆる工程において、人とマシン、伝統と未来、クラフツマンシップと先端技術を追求」とプレスリリースで謳う。