小室哲哉をも壊した
「六白」最強の危険因子
「天の六白」は、元々、心労や心中の苦労で気が休まらない性格なので、気持ちを大きく構えることが大切です。
天の六白人にとっての最大の注意点。それは、自分を崩壊させる最強の危険因子、つまり、何事も猪突猛進して自我を張り、何事にも「過剰」になってしまう精神です。
TRF、globe、華原朋美……様々なアーティストをプロデュースし、かつて都内のある区の高額納税者にもランキングされていた小室哲哉。小室氏もまた、天の六白人です。
全盛期の頃は寝る間も食べる時間も忘れて、毎日仕事に没頭していたと語る小室氏は、過労と栄養失調で倒れて入院したこともあります。
そして、小室ブームに陰りが見えてきた頃、本人は何となくその前兆を感じながらも、これまで同様に自我を張り続け、「過剰」に労費癖を続けました。
結果、それが引き金になって、多額の借金を生み、2008年に詐欺容疑で逮捕されました。
このように、天の六白人は、高いプライドもあってか、「過剰さ」が多く目立ちます。
しかし、この「過剰さ」こそが、家庭や経営に波乱を起こし、思わぬトラブルを招くのです。
私も今回、1万人のサンプリングを体系化した本書にも書きましたが、私の統計上、他の『9code』に比べて「過剰性」に関するエピソードは、最も高い傾向にあります。
元々、比較的「運」があるタイプですが、慢心から生まれる過剰には、気をつけましょう。足元をすぐにすくわれます。