羽生結弦が目指した
「天の六白」ならではの“本当の1位”

 何事にも完璧主義で、自分なりの最高のパフォーマンスを求める。それもまた、「天の六白」の特徴です。

 天才と呼ばれる氷上の貴公子。フィギュアスケートの羽生結弦選手も、天の六白人です。
 その柔和な顔立ちからも、まさに「天の六白」らしいと言えましょう。

 中学を卒業するときには「文武両道が目標」と語り、その言葉どおり、高校に上がってからも成績はオール5。
 そして卒業後は早稲田大学に進学。19歳という若さでオリンピックの金メダリストにのぼりつめました。
 しかし、フリー演技直後には、

「悔しいです。自分の演技に満足していません」

 と熱く語りました。

 金メダルを勝ち取った喜びよりも、悔しさが勝るほどの超完璧主義な姿を見せたのです。
 鋭い洞察力で物事の本質を的確に見抜いていく能力が天の六白人にはあるからこそ、「『本当の1位』とは何か?」と自問自答し、一回の勝ちでは満足しなかったのでしょう。
 これも、完璧主義で、自分なりのパーフェクトを目指す、「天の六白」ならではの考え方といえましょう。