ソープのバイトで貯金700万円
将来のために恋愛も封印

「あっ、まったくないです。大正や昭和の初め、カフェで働く女給さんだって、当時は、周囲からの偏見の目があったと本で読みました。でも、昭和の終わり頃、女子学生のバイト先として、喫茶店のウエイトレスが普通になった。それと同じです」

 “勉強ができる子”らしくハキハキと話すアミさんだが、どうにも何を言いたいのかよくわからない。記者が、「いったい、どういうこと?」と聞き直して、やっとその意味が理解できた。

「昔は偏見に晒されていた職業でも、時代が変われば価値観も変わるでしょう?かつては偏見の目で見られていた女給さんも、時を経て、ウエイトレスと呼ばれ、女子学生の定番バイトの職業のひとつになってます。ソープのコンパニオンもこれと同じだと思うのです」

 こう語るアミさんは、大学に合格してすぐの時点から、入学して落ち着いたらソープランドで働こうと考えていたという。恋愛は封印、経済的不安などない環境で税理士試験準備に邁進したいとの思いからだ。

 コンビニやファストフード店でのバイトはだいたい、時給約800円が相場。深夜のシフトに入っても約1000円である。1日8時間働いても、9時間拘束・1時間休憩で約6400円、深夜の時間帯でも約8000円だ。1日に1万円稼ぐには、10時間から12時間労働をしなければならない。体力的にも無理がある。またコンプライアンス意識が高い時代、学生アルバイトを使い慣れている大手ファストフード店やコンビニでは、そんな長時間バイトのシフトを組むこと自体がない。

「でも、風俗だと、わたしの勤めているところでは120分で3万円稼げます。毎月、コンスタントに50万弱はもらっています。生理中の1週間お休みをいただいていますが、それでも十分な額です」

 今、アミさんの貯金額は700万円ほどにまでなった。1000万円に届いたら、しばらくは税理士試験受験に専念するという。