イタリアのスーパースポーツカー、ランボルギーニの名を知らないひとは少ないだろう。それでも同社は新製品を市場に送り出すときは、積極的にユーザーに“体験”を働きかける。
2017年8月、富士スピードウェイで開かれたイベント「ランボルギーニ・エスペリエンザ(経験)」は好例だ。同社の説明によると「ランボルギーニのブランド価値を体験するオリジナルプログラム」(ランボルギーニジャパンのホームページより)となる。
用意されたのは、同社のプログラムの頂点に位置づけられる12気筒エンジン搭載のアヴェンタドールSと、2017年春に発表されたばかりの超高性能モデル、ウラカン・ペルフォルマンテだ。
午前中はジャーナリストに試乗の機会を与えた。1台はウラカン・ペルフォルマンテ。ウラカン・クーペの610馬力に対して、640馬力にパワーアップした5.2リッターV型10気筒エンジンに加え、アクティブエアロダイナミクスという新技術を採用したのが注目点だ。
「サーキットで真価を発揮する」とランボルギーニジャパンのフランチェスコ・クレシ・マネージングディレクターが断言するウラカン・ペルフォルマンテ。エアロベクタリングといって電子制御で各部のスポイラーを動かし、車体のまわりの空気の流れをコントロールする技術が高速で効果を発揮する。