仕事を辞めた後、ずっと自宅に引きこもっていた40代の女性は、「将来が不安だから」と参加。複数回参加した後、「復職しようと思っています」との報告を最後に姿を見せなくなった。

 ただ、女子会は就労を目指しているわけではない。

「女性特有なのかもしれませんが、気持ちをわかってもらえるだけでいいのかなって。後はそれぞれの事情に合わせて、それぞれ動き出すようです」(林さん)

情報でもなく就労でもなく
「交流したい」「出会いたい」

 アンケートを見ても、参加理由で最も多かったのは、「交流したい」「出会いたい」で、情報を求めているわけではないこともわかったという。

 会では、第1部で林さんと、同じく経験者でUX会議代表理事の恩田夏絵さんの2人が、どうやって人と交流できるようになったのか、親子関係をどう乗り越えたのかなど、“先輩”としての体験談を披露。第2部では、8~10個(東京)のテーマテーブルに分かれて対話する。テーマは「異性が苦手」「親子関係」など、参加者からのリクエストにも応じて設けられる。

 女子会に行きたいけど不安な人向けに、予約不要で、扉は開けたままにして入退室が自由。「初めての人」テーブルや「非交流スペース」もつくられる。話すのが苦手な人は聞いているだけでもいい。母親が付き添いで娘と一緒に参加することも多いため、1部については、母親や女性の支援者、記者も入れる。

「私たちとしては、少しずつ自分たちで女子会をつくってほしい」
 
 そう思った林さんたちは、今年7月には横浜市で「女子会のつくり方講座」を開いた。「できればいつかつくってみたい」という声が多くあり、予想以上に好評だった。