事業創造を成功させるための
12の関門
6つの時期×6つの分野から合計36個のマスができる。だがすべてのマスが同じように重要なわけではない。重要なのは、以下の12か所が関門になる。それぞれの関門をクリアしていくことで事業が創られていく。
関門1 準備期のコンセプト： 思いを熱く言葉にし、機会を冷静に見極める
関門2 準備期の利益方程式： 利益が出るしくみ、時期と構造を明確にする
関門3 準備期のファイナンス： 株の持ち分を守りながら、必要な資金を調達する
関門4 立ち上げ期のチーム： 最高のチームメンバーを口説き落とす
関門5 プロトタイプ開発： 機能を絞り込み、顧客が切実に求めている点のみに注力する
関門6 プロダクト開発： ファーストカスタマーを見つけ出し、1つ目の実績をつくる
関門7 市場導入期の顧客： マーケティング・営業に投資し、改善を繰り返しながら顧客を創造する
関門8 市場導入期のファイナンス： 次の拡大期に向かうための投資・提携を探す
関門9 拡大期の顧客： 一般的な顧客層へのアプローチを開始する
関門10 拡大期のチーム： 冒険者よりも決められたことを確実にできる人を登用する
関門11 拡大期の利益方程式： 顧客層やプロダクトが揃ったなかで、継続的利益を創りだすしくみをつくる
関門12 非連続進化期のコンセプト： 過去の事業履歴を振り返りつつ、全く異なるコンセプトを掲げる
本連載では、私が戦略コンサルティング、Ｍ＆Ａ、起業・売却、事業創造に関わってきた経験や実際の事例をもとにしながら、上記の12個の重要箇所を中心として、事業創造のプロセスや定石を説明する。
