iPhone X は
どんな特徴があるのか

新社屋でのiPhone発表会では初期画面に戻るホームボタンを廃止したiPhone Xが大きな話題となった Photo by Tsutsumu Ishikawa

 iPhone Xは従来からあるiPhoneのイメージを覆す、全く新しいモデルだ。ティム・クックCEO(最高経営責任者)は「これからの10年を変えるためにiPhone Xを投入する」と語るなど、次世代iPhoneの起点となるような端末に仕上がっている。iPhone Xには、これまでiPhoneの象徴的な存在だった「ホームボタン」が存在しない。

 これまでのiPhoneは、操作していてわからなくなったら、とりあえずホームボタンを押せば「初期画面」に戻るということもあり、スマホ初心者にとってわかりやすい操作体系を実現していた。

 さらにホームボタンに指紋認証機能の「Touch ID」をつけることで、指紋をタッチさえすれば、iPhoneのロックを解除できるようになっていた。つまり、ホームボタンは、iPhoneを操作する上で欠かせない存在だったのだ。

 iPhone Xでは、画面を下から上にスワイプすることで、初期画面に戻る操作体系となる。そのスワイプの動きを途中で止めることで、アプリの切り替えが行われる。親指をいちいちホームボタンに戻す必要がないのが便利だが、一方で、これまでの操作性とはちょっと異なるので慣れが必要だ。

画面上部にはカメラや赤外線センサーなどが内蔵されており、ユーザーの顔の表面を3万の点で認識して、本人かどうかを特定する。登録した顔と一致すれば、ロックが解除される仕組みとなっている Photo by Tsutsumu Ishikawa

 ホームボタンが廃止されたことで、指紋認証機能の「Touch ID」もなくなってしまった。これに代わって採用されたのが、顔認証機能の「Face ID」だ。

 iPhone Xの画面上部にはカメラや赤外線センサーなどが内蔵されており、ユーザーの顔の表面を3万の点で認識して、本人かどうかを特定する。あらかじめ登録していた顔と一致すれば、ロックが解除される仕組みだ。

 顔での認識となれば「写真やモニターに映った映像でなりすましができるのではないか」というユーザーの不安の声があるが、心配ご無用。Face IDでは顔の凹凸も判断しているため、なりすましは防げるという。

 また「帽子や眼鏡、髭を生やした顔、さらに太ったり痩せたりしても、問題なく認識できる」とアップルは自慢げに語る。