かけてはいけない手間の2つめ
「かけてはいけない手間」の2つめは、野菜をテキトーに切ることです。
野菜をおおざっぱに切ってしまうと均一に火が入らず、おいしくなりません。
野菜をそろえて同じ大きさに切る――これは、家庭で見すごされがちですが、おいしく美しく仕上げるために、意外と大切なところです。
志麻式“ついで洗い”で
時短料理
「かけてはいけない手間」の最後は、洗剤を使った洗い物です。
毎回、きっちり洗剤を使って洗い物をするのは大きな手間です。
いちいち洗剤をつけなくても、水だけでさっと洗えばいいことが多い。
たとえば、サラダの水切りの際、水に浸したボールに野菜を入れますが、そのボールに油汚れはありませんから、わざわざ洗剤を使う必要はありません。これを油汚れの食器と一緒にしたら厄介です。
志麻さんは、お客様から「いつも全然シンクに洗い物がたまってないですね」とよく言われるそうですが、手を洗うついでに、鍋を洗う癖をつけているそうです。
洗い物をためると、心理的に追い込まれるので、どんどん片づけたほうがいいそうです。
志麻さんの“ついで洗い”により、洗剤のコストや水道代も節約されます。
短い時間で料理がおいしくきれいにできて、家計費も浮く!
これこそが、志麻さんが3時間で15品以上作れるコツなのかもしれません。
彩りあざやかで、冷蔵庫の少ない食材でできる、志麻さん「プレミアムレシピ」の数々は、連載第1回 https://diamond.jp/articles/-/140457 を、ぜひご覧いただければと思います。