コミュニケーションの基本ができていない大人も意外に多い。これに気をつけるだけでそうでない人とはかなり差がついてくるはずだ。

協力される人は
例外なく感謝を形にしている

 まわりの人から協力される人は、例外なく感謝を形に表しているものだ。誰かに助けてもらった際、心の中で《感謝しています》と思っているだけでは意味がない。思わないよりはマシだが、やはり何らかの形で示した方がいいに決まっている。

 これは私生活で例えると実感しやすい。

 知人の小学生の兄弟にプレゼントをした時のことだ。お兄ちゃんにマンガ本をプレゼントすると「ありがとう!これ欲しかったんだ」と大喜びしてくれた。さらにはその後、会った際「あの本もう3回読んだよ」と報告してくれたのだ。

 このように言われると《またプレゼントしたいなぁ》と思う。

 一方、弟はタイプが違っていた。プレゼントを上げても黙って受け取る。親に催促されてから「ありがとう…」と無理矢理言うと言った感じであった。もちろん、その後は何のフィードバックもない。

 こうなると、自分が「大人げないな」とは思っていても、次からは積極的にプレゼントしようとも思わなくなるのが人情だ。

 知人が「お兄ちゃんばっかりプレゼントをもらう」と言っていたのもうなずける。

 もしかしたら、弟は恥ずかしくて表現できないのかもしれない。しかし、心の中で感謝の気持ちを持っていたとしても、それを伝えなくては相手にはわからないのだ。