ニューズピックスインフォグラフィックエディター
大学卒業後、プログラマーとしてキャリアをスタート。その後、システムエンジニア、ウェブデザイナー、マーケターを経て、現職。仕事に必要な知識を身につける過程で、「モノゴトを深く理解したい」という欲求を持つようになり、そこから本やテレビ番組の要約を「1枚の図」にまとめる習慣が生まれる。作り上げた図を、自分の個人サイト「ビジュアルシンキング」にアップしたところ、従来の図解にデザインの考え方を反映させた手法が話題になる。WIRED、ハフィントンポストといったメディアからのデザイン依頼に加え、コンサルティングファームや広告代理店から、「デザイン×図解」「図解思考」といったテーマで研修、ワークショップの依頼が舞い込むようになる。依頼先の会社では部署を横断し、同じ研修を複数回実施するなど、その満足度も極めて高い。そうした活動が高く評価され、2014年より、ニューズピックスに参画。新しい時代の記事表現として、図解やビジュアルを幅広く用いた記事を多数執筆、デザインする。2017年よりニューズピックスのクリエイティブを統括。日本におけるインフォグラフィックの第一人者であり、『たのしいインフォグラフィック入門』(ビー・エヌ・エヌ新社)の著者でもある。
思考を磨き上げる図解本を目指して
はじめまして。櫻田潤と申します。この度『図で考える。シンプルになる。』 を出版しました。
本書のコンセプトは明確です。
「図は、プレゼンツールである前に、思考ツールである」
図を使って考える、そうしてシンプルになった思考を伝えれば、おのずと伝わる。フォントや色といった”お化粧”は、それをすればよりよくなるというプラスαの話で、本質的ではありません。
にもかかわらず、そういったお化粧テクニックを求めてしまうのはなぜか。それは、人間でいえば内面を磨くような話が、今までの図解本では大きく語られてこなかったからだと思い当たりました。
本書は、図の中身、いわば思考そのものを磨きあげるためのトレーニングブックです。なぜ、お化粧テクニック以上に、思考法を身につけるほうが大事なのか。皆さんも次のような経験をしたことはありませんか?
一方、会議中に同僚がホワイトボードにさっと書いた手書きの図。色は黒だけ。手書きなので線もまっすぐではありません。でも、頭に入ってくる。
大事なのは、見た目よりも中身であることがわかります。もちろん、見た目がいいに越したことはないのですが、中身がないまま見た目を飾っても、伝わるものにはなりません。
本書では、「見せ方・語り方」についても少し触れていますが、表面的なテクニックではなく、考え方を伝えるにとどめました。サプリメントではなく、トレーニング法をまとめたものですので、「図で考える」というスキルを身につけるには、皆さんご自身がトレーニングを続ける必要があります。そのとき、手元においてある本が本書であれば幸いです。
本書を手にした皆さんが、僕と同じように図解を趣味にして、楽しんでくれる日を想像しています。
【ダイヤモンド社書籍編集部からのお知らせ】
図で考えると、無駄な情報がそぎ落とされ、要点が浮かび上がる。「何に集中し、何を捨てるべきか」が一瞬でわかるのです。
本書は、プレゼン、会議、打ち合わせに効果抜群の
「7つの図」の使い方を解説するものです。
★アイデアが離陸し、思考が大空を駆け抜ける!
本書の著者は、インフォグラフィックエディターの櫻田氏。
ニューズピックスのクリエイティブ統括者でもあります。
その一方で、ドラッカーの『マネジメント』から『TED』のプレゼンまで、どんなものでも「図」にしてしまう図解オタク、という一面も持っています。
WIRED、ハフィントンポストといったメディアからのデザイン依頼に加え、コンサルティングファームや広告代理店で「図解思考」「デザイン×図解」などのテーマで研修をこなす本格派。依頼先の会社では部署を横断し、同じ研修を複数回実施するなど、その満足度も極めて高い。その秘伝の秘を、本書ではあますところなくお伝えします。
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