それが、最初に言った「踊ったり歌ったり」なんです。外面だけいくら真似ても、チェーンストア理論でやっているところには、こうしたパフォーマンスはできないですよね。やり馴れていないから。それが差別化に繋がるわけです。だから、わらやき屋をやっているダイヤモンドダイニングでは踊れないやつは駄目扱いされます。

──9月には持ち株会社に移行しましたね。M&Aにも積極的ですが、どのような狙いがありますか。

 ゼットン(17年6月連結子会社化)創業者の稲本健一氏や商業藝術(同月完全子会社化)の貞廣一省社長など、際立った経営者がいる。各社にいる優秀で多様な人材を確保できることは強みになります。

 各社の社風はさまざま。その調整役としてホールディングス(HD)があり、社長の私がいる。理念は各事業会社で作れと言っていますが、HDとして守るべき大枠もある。それは、「ダイナミック&ドラマティック」。

 9月に持ち株会社になって、社名変更をしました。元々のダイヤモンドダイニングの名前を踏襲しつつ、私たちのコンセプトである「ダイナミック&ドラマティック」の頭をとってDDホールディングスとした。

 ロゴも新しくしました。デザインは佐藤可士和さんです。そのときオーダーしたのが、「外食っぽくしないで」というもの。佐藤さんなんて、外食企業は普通、依頼する相手ではないでしょ?

 若者には、やっぱり「外食はかっこ悪い」って先入観がある。外食に対するネガティブなイメージを払しょくしたかったんです。

 目指しているのは「オーバーザ外食」。いま、インターネットカフェや結婚式場など、さまざまな事業を既に持っている。外食だけにこだわることはない。これからは外食以外にもどんどん事業を拡げていきます。