塩崎氏も追随!
急速に力を付ける山東氏

 もちろん、これらはすべて筆者の想像に過ぎない。ただ、もし筆者が小池氏だったら、「これはすぐに代表を辞任しなければ」と焦るようなことが、実は11月8日の議連の会合であった。

 会合に塩崎・前厚労大臣が出席して、副会長として挨拶したのだが、そこでこのようなことをおっしゃったのだ。

「みんなでこの問題を解決していければと思っています。山東会長についていきますので、よろしくお願いします」

「ふーん、それが何?」と思うかもしれないが、受動喫煙防止法案をめぐる政治力学的には、この言葉の意味はきわめて大きい。

 WHO(世界保健機関)やIOC(国際オリンピック委員会)が掲げる「ノースモーク五輪」の意を汲んで、自民党たばこ議員とバチバチにバトルをしていた塩崎氏が、山東議連の方針に従うということは、あとは山東議連が自民党案とうまい落とし所さえ模索してくれれば、法案は通るということだ。

 筆者も取材でその場にいてかなり面食らったが、周囲の記者もややザワついていた。

 ご存知のように、山東氏といえば、今年7月に麻生派と山東派が合流してできた「志公会」の会長代行を務めている。この派閥は、今や安倍首相のいる清和会に次ぐ2番目の巨大派閥だ。

 そんな実力者のもとに、厚労省案をまとめた前厚労大臣がくっつく。しかも、山東会長は、受動喫煙防止法案にきわめて積極的な、公明党の女性国会議員たちともちゃんとパイプがある。