LEXUS
写真のフラッグシップ、LSは2017年初頭に公開され、秋に全世界で発売予定。アクティブ操舵支援など先進的安全技術も豊富だとか

 

12気筒モデルこそ本当に乗るべき高級車かも

小川 いまの40代から上だとセダンには憧れの車種も多かったですね。筆頭はジャガーXJでしょうか。日本では姉妹ブランドのデイムラーの名で86年まで売られていたダブルシックスです。あれはよかったですね。

松本 まず雰囲気がね。じつは東京都内での取り回しも楽でした。見切りがよくて小回りが意外にきくんです。日本でよく売れたのはこんな理由もあります。「港区あたりの狭い道はジャガーがいい」という老婦人に会ったことがあります。狭い場所での取り回し性というのは。ジャガーの設計要件に入っているんでしょう。

 

JAGUAR
ジャガーは戦後1959年のマーク2にはじまり一貫して大型高級セダンを手がけてきた。写真のXFは最新形でワゴン版も追加発売された

 

小川 乗り心地も当時”猫脚”なんていわれてふわっと段差をこえるときがなんとも上手。重要なのがエンジン。12気筒というぜいたくさもよかったですね。高級車は多気筒という価値観に独英の高級車メーカーはこだわっていますね。

松本 ジャガーの12気筒は回転マナーがスムーズでじつに気持ちいい。いまのクルマならBMWの760iの12気筒もすばらしいですね。ジャガー同様、直列6気筒を組み合わせたものですから。12気筒はクランクシャフトが60度回るごとに爆発するからなのですね。アイドリング中は静かで振動がなくて、”エンジン止まっているのかな?”と思うとじつは回っている。

【後編】へ続く