『君の名は。』
大ヒットの裏側には
九紫としての「○○」にあり?
新海氏の「9code」(ナインコード)は「火の九紫」です(どんなタイプも、9タイプに分けられる『9code』判定法は本書にあります)。
さて、ここで。「火の九紫」としての特性を思い出してみましょう。
「火の九紫」の大きな特徴のひとつが「感性(インスピレーション)」の高さでした。
「火の九紫」の人間は独創性と発想力にも秀でているため、芸術的な作品を作り上げる才能に関しては、他の「9code」(ナインコード)を圧倒するものがあります。
そして、ここからが大事です。
「火の九紫」の人間が、作品を創作する際、最も注力するポイントがあるのをご存じでしょうか?
そのポイントというのが【美意識】です。
「美しくなければ作品ではない」というプライドさえ、「火の九紫」の人は持っている傾向が非常に高いのです。
その点を押さえて、『君の名は。』を含めた、新海氏の作品を見てみましょう。
新海作品のよさはストーリーや脚本、キャラデザインもありますが、その真骨頂は『映像美』です。
緻密で美しい映像。そこに徹底的にこだわり続けたのが新海氏なのです。
あまりの映像美に「瞬きをするのを忘れてしまうほど……」と語る人もいます。
この『美』へのこだわり、つまり【美意識】の高さこそ、まさに「火の九紫」としての作品創りへの本能なのです。
今回の『君の名は。』は、これまでにないレベルの高さの映像美だったとも評判です。まさに新海氏のこだわりの集大成ともいえましょう。
その洗練された【美意識】の高さにこそ、人が魅了されたのです。