自分の仕様に合わせてカバーをオリジナル制作
「豊かな時間」というコンセプトで、商品開発、サービス開発を手がけている花井典子さんはアルファロメオを駆って東奔西走する会社社長です。とくに工夫されているポイントはないと謙遜なさっていますが、その手帳はこだわりまくりです。まず手帳本体は、ダイゴーのE2076というタイプでA6変形小型版。本来の黒いカバーを外し、しおりひもも高級感のあるリボンに付け替えています。
この手帳が収まるカバーは、なんと自社オリジナルの商品(FourGreen)です。仕様としては、前述のA6変形版の手帳がぴったり収納できるのに加え、2つのアイテムを収納しています。
1つはiPhone。メールや各種アプリの利用も手帳カバーに入れておけば、簡単にできます。そしてもう1つは、「SHOTNOTE」(キングジム)です。SHOTNOTE はiPhoneで撮影すると、独自の囲み罫によってスキャナーでスキャンしたようにきれいにデジタルデータとして保存できる、最近人気のメモ帳です。
花井さんは、思いついたアイデアやタスクなどはまずSHOTNOTE に記入し、時間があるときにiPhone 経由で保存したらメモは捨ててしまうそうです。「メモの整理にあまり時間をかけるのは本末転倒」とのこと。普通のメモ帳と違い、iPhone で撮影して保存できます。
手帳、iPhone、SHOTNOTE の三つが入るカバーは完全オリジナル。自作というより商品として企画・制作予定のものです。近日中に花井さんの会社から発売されるそうです。デジタルとアナログ、それぞれのツールの特徴を生かして使いこなしている花井さんのオリジナル手帳カバーが発売されるのが待ち遠しいですね。