手帳シーズン真っただ中、自分に合った手帳は見つかっただろうか。デジタル全盛期でもアナログ手帳の人気は衰えるどころか増すばかりである。アナログ手帳は自分の使い勝手に合わせて自由にカスタマイズできることも魅力の一つ。5回連載の第4回は、マイ手帳を作る上で知っておきたい、増設パーツを使った手帳機能の拡張法について紹介。
膨らんだ手帳を「モレスキン風に」留める
手帳に、紙片をどんどんスクラップしたり、カードや冊子を挟んでいくと厚くなっていきます。カバーの内側に収まっている部分は問題ないですが、カバンの中で開きやすくなったり、机の上でもかさばりすぎるのは問題です。
この問題は、普通の手帳をモレスキンのような、ゴムバンド付きにしてくれるパーツを装着することで解決できます。その一つが、「ブックバンドルーラー」(ダイゴー)です。
これは同社のハンディピック用の拡張パーツです。これを手帳カバーの内側に装着、ゴムバンドをカバーの前側にかけると、モレスキン風の概観になります。同時にスクラップや各種冊子、カードなどでふくらんだマイ手帳を圧縮ダイエットさせる効果もあります。
もちろんホールド性も増します。手帳のカバー内側やページとページの間に挟まったカードや紙片が脱落する可能性が激減します。さらに、手帳がカバンの中で開いてしまうのも防止でき、記入したページがよれたり破れにくくなる効果もあります。
ダイゴーの前述のものと同様のパーツとしては、「マルチロールグリッドパッド」(ハイタイド A5、A6、B6の各サイズあり)があります。これは方眼下敷きにゴムバンドを組み合わせたパーツです。これらの各製品のうち、マイ手帳のサイズに近いものを選んで装着することで、ホールド性が高まります。
また、下敷き部分を途中のページに挟むことで、しおり代わりにも使えます。これで熟成中のアイデアにすぐにアクセスできるようになるわけです。また、システム手帳のリフィルをカードのように使っているような場合にも、脱落の不安が減少します。もちろん定規としても使えます。情報を盛り込んでやや厚みを増した手帳を、モレスキン風にするだけでなく、ホールド性を高める。たった一つのパーツで、手帳の可能性がますます広がるのです。