手帳は自分の仕様に合わせてカスタマイズする時代。世界で一つだけの「マイ手帳」を作り、仕事とプライベートでどう活かせばいいのか?課題カードから人脈整理、タスク管理、リスト作り、ライフログまで、日常をマネジメントするカスタマイズ方法を紹介。
自分仕様のライフログ手帳を作る
毎時間ごとにやっていることを記録する。こういうライフログに向いた手帳の基本条件は、生活時間帯にあった時間軸があることです。たとえば、ほぼ日手帳や、モレスキン・デイリーダイアリー、AGENDA PLANNINGDIARY(クオバディスジャパン)、MDノートダイアリー文庫(デザインフィル)などがいいでしょう。これらは時間軸付きの1日の記入欄が付いているため、行動記録を残すライフログには向いています。
ただし、1日1ページなので、手帳本体がどうしても大きく厚くなります。また、手帳という製品の性格上、入手できる時期が年末年始に限られてしまいます。そこで、ここでは、1時間ごとにやっていることを記録する簡単なライフログ手帳の作り方を紹介しましょう。
この方法も、ノートを手帳化するやり方の1つです。ノートは広いスペースとページ数を持つことで、より自由なカスタマイズが可能になります。市販のノートにスタンプを組み合わせるだけなので気軽に始められます。さらに自分仕様にアレンジしていくことも可能です。
用意するものは、6ミリ横罫のメモ帳、それに時間軸のスタンプです。必ず6ミリ罫である必要はありませんが、6ミリ幅で作られているスタンプを使うと、きれいに押すことができ、ライフログに罫線を活用することができます。
6ミリ罫のノートに、時間軸のスタンプ、例えば「日別スケジュールスタンプ6ミリ幅」(OSANPOSHOPPING)を組み合わせます。これは、6ミリ罫のノートに押すとちょうど時間軸のように使えるスタンプです。「12、1、2、3……」と数字が11まで縦に並んでいます。これを罫線に合わせて押すだけで、6ミリ罫に沿った時間軸を作ることができます。あとは、時間ごとに記録していくだけです。
記入方法もいろいろ考えられます。ページの真ん中に押して、右が午前、左が午後とすることもできますし、左が行動記録、右が感情の記録という使い分けもできるでしょう。スタンプは毎回押すのが少し面倒なところもありますが、印刷された文字や罫線と同じように、押すだけでそこに記入したくなる、記録したくなるという感情を引き起こします。
ライフログは続かないという人も多いかもしれませんが、これだけシンプルだと気負うことはありません。普通のノートであることも手伝って、気楽に書くことができます。また、このスタンプであれば、数字が12からなので、朝4時ごろから起きて朝活している人にも使えます。毎朝の始まりにスタンプ台を開いて時間軸のスタンプを押し、仕事や生活を記録する。そうした習慣が、自分の日常を大切に生きることに役立つはずです。