ムリ、ムダ、ムラがなくなる「ツイスター型」チームの特徴
この「ロックPDCA」を繰り返し、営業の活動量を爆発的にアップさせていくと「ツイスター型」チームへと変貌していきます。
「ツイスター型」チームのキーワードは、「大量行動」「朝の早出」「リアルタイムコミュニケーション」「メリハリ」です。
ツイスター型チームは日中、社内に誰もいません。
目標予算を達成するという目的と自分のやるべきことが明確になっているため、自然とムリ、ムダ、ムラのある作業が省かれています。
何より作業密度が濃いため、ストレス耐性が高いことが特徴です。
ツイスターとは、巨大な竜巻のことです。
営業個人個人が大量行動をすることで猛烈な風を起こします。遠心分離によって必要のない作業は吹き飛ばしていきますので、強靭です。
営業組織が「ツイスター型」だと、「面倒な仕事は営業にでも振っておけ」などと考える社内の人間はいなくなります。 つまり「とりあえず依頼」などできません。
「ツイスター型」チームは、とにかく朝から誰もいません。
朝礼が終わったら出陣です。自分のデスクに落ち着いて、コーヒーなどを飲みながら朝の時間を優雅にすごす、なんてことはできないのです。行動量を増やすためには「朝出」が不可欠です。
朝、社内にいるかどうかは、一日の作業効率を決定する大切な要素です。早朝から外出すれば脳が活性化し、集中力が高くなります。
脳内物質のセロトニンは、朝の太陽光を浴びることによって分泌すると言われています。脳が活性化するし、ストレス耐性もアップします。ちょっとしたことでもへこたれません。
「目標予算の2倍の『予材』を仕込めって、そんなの無理です」などとは言わないのです。耐性があるわけですから、疑う前にチャレンジしようという気持ちになりますし、何より脳が活性化していますから、新しい可能性に賭けて行動しようという意欲に満ちています。
なぜ「朝活」が流行するのか? それは早朝がストレス耐性の高い時間帯だからです。
朝早く起きて外を歩いたり、ジョギングしたり、体操をすることでセロトニンが分泌し、脳が活性化します。ストレス耐性が上がるので、「できればやりたくない」「あと回しにしたい」という資格勉強やダイエットのためのトレーニングなどを早朝の時間帯に持ってくる人が増えているのです。
精神的に調子を崩している人は、朝なかなか起きられません。外へ出ていくのも億劫になっていくのはこのためです。
集中力が高まれば、密度の高い仕事ができるようになり、大量行動が可能になります。行動することでものごとをポジティブに捉えやすくなるという効果も生まれます。