日本で発売されたiPhone Xは、表面のほぼ全てが画面になり、セキュリティとして顔認証機能を用いているのが特徴だ。売り上げは上々のようで、デジタル家電のマーケティング情報を扱う「BCNランキング」によると、今月に入りスマートフォンの売り上げ上位5機種のうち3機種がiPhone Xで占められているほどだ。本機は大ブームを巻き起こした初代iPhoneの発売から“10周年モデル”とされ、その王道を着実に歩んでいると言えよう。
だが、そんな一方でiPhone Xを入手した人からはツイッター上を中心に「使いづらい」という声が相次いでいる。iPhone Xを使用する20代男性はこう話す。
「正直使い勝手は良くないです。まず買ったときに画面保護シールを貼ったのですが、ここから大変でした。全部に貼らないといけないので、少しでもズレるとやり直しですからね。画面の縦横比も従来と異なり、使っていてまだ違和感があります。せっかくの全画面も、活用できるアプリもまだ少ないのが現状です」
満を持しての全画面が、裏目に出てしまった格好だ。では、iPhone史上初の顔認証セキュリティのほうはどうか。だが、こちらもあまり評判が良くないようだ。極めつけとも言えるのが、あの大物YouTuber・ヒカキン(28)による11月12日の投稿だ。
「【悲報】iPhone XからiPhone 8にしました」というタイトルが付けられており、337万回以上再生され、1万件以上のコメントが寄せられている。