プレイングマネジャーとして仕事を両立させるためには、プレーヤーとマネジャーの業務をうまく切り分けてこなすしかありません。そのためには「時間をマネジメントするスキル」を身につけるしかないのです。

 たとえば、

「1日2時間は部下の指導にあてる」

「午前中は組織管理などのマネジャーの仕事を行ない、午後は代理店開拓などのプレーヤーの仕事に集中する」

「部下とのミーティングは16時から18時の間だけ。その代わりプレーヤーとしての仕事は16時までに終わらせる」

 という具合に。

 自分の時間をプレーヤーとマネジャーに切り分けるルールをつくるのです。

スーパーセールスマンは
自分一人で全部こなそうとする

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 時間で切り分けるルールはわかりやすく、コントロールしやすいというメリットがあります。プレーヤーとマネジャーそれぞれの仕事の量と内容を考慮しながら、両方の仕事をスムーズに行なえるように時間を割り振れば、比較的簡単に、確実に実行できます。

 それ以外の解決策としては、やはり部下に仕事を任せることです。

 私は、新卒で入社したリース会社を辞めたあと、生命保険会社に転職し、代理店を開拓する部署に配属となりました。

 そこには何千万や何億という利益を稼ぎ出すスーパーセールスマンの人たちがいましたが、その人たちがマネジャーとしても優秀か、フィットしていたかというと、ほとんどはそうではありませんでした。