マネジャーの仕事を
部下に任せてはいけない

 プレーヤーとマネジャー、どちらにどれだけ比重をかけるのかは部下の人数によっても変わるので、ケースバイケースではあります。

 ただ、どういうケースであっても、プレーヤー業とマネジャー業を同時進行するのはかなり難しいでしょう。1対9、3対7と比重は変わったとしても、プレーヤーの仕事をしているときはプレーヤー、マネジャーの仕事をしているときはマネジャーに集中するようにしないと、両立どころか両方ダメになってしまう可能性もあるのです。

 ここで気をつけなくてはいけないのは、

「マネジャーの仕事を部下に任せてはいけない」

 ということ。なぜなら、会社からマネジャーとしての役割を任されているのは上司だからです。

 たとえば、次の仕事はマネジャー自身がしなければいけないことです。

・チームの目標や方針の決定
・全体的なスケジュール管理
・仕事の割り振り
・最終的な意思決定
・最終的な責任を負うこと

 こういった仕事を部下に任せると、現場は混乱します。

 マネジャーの仕事は誰にでもできる業務ではありません。会社は上司の能力を見込んでマネジャーとしての役割を任せ、その対価として給料を支払っています。だから、マネジャーの仕事は自分でやるしかないのです。部下に振るのであれば、プレーヤーの仕事のほうです。

 もしも、それができないなら、マネジャーを降りてプレーヤーとしてやっていきたいと会社に交渉するしかありません。

 プレーヤーとしてもマネジャーとしても中途半端だと、会社にも周囲にも迷惑をかけることになります。