意見が違ってもいい。
ただし、気が合う人を雇え

 現在、おかげさまで僕が経営している天狼院書店は拡大している。
 2013年9月26日に東京池袋に天狼院書店「東京天狼院」をオープンして以来、福岡、京都、池袋駅前と、書店だけで4店舗、スタジオも含めると5拠点となっている。さらに、現在、全国に6店舗ほど準備を進めている。

 もちろん、「マーケティング」戦略もさらに進めていくが、今、天狼院は「成長痛」に苦しんでいる。

 世の中の潜在需要とディベロッパー各社からの要請に、十分に応えられないでいる。
 戦力が足りず、生産性が追いつかないのだ。
 今、天狼院に必要なのは、まちがいなく、「マネジメント」である。これをしっかり今の段階で組み上げられなければ、これからの成長は危ういだろうと感じている。

 こうした経営者としての悩みにいつも明確な応えを出してくれる人というのは、そう多くはない。自らの経験から、体感としてわかっている人の言葉しか、この場合、役に立たない。
 経営の僕の師匠とも言えるのが、吉祥寺「小ざさ」の稲垣篤子氏だ。