【タイプ4】3回以上同じ失敗を繰り返す人

 誰でも失敗をするものですし、同じ失敗も2回繰り返す程度なら、「ついうっかり」ですますことはできます。しかし、3回以上繰り返す人は失敗を真剣にとらえていませんし、何も対策を講じていないことになります。

 たとえば報告書のデータに入力ミスがあったとします。

 同じ失敗を繰り返さない人は、入力したあとに何度もチェックできるよう時間を配分したり、自分の目だけでは信用できないと考え、仲間にも目を通してもらったりしてダブルチェックをするなどの対策を練るでしょう。

 ところが、対策を講じない人は、「次から気をつけよう」と思うだけ。仕組みをつくらずに心構えだけでなんとかしようというのは、何も対策を取っていないのと同じなので、同じミスを繰り返すのです。

 こうした、同じミスを繰り返してしまう人は、「能力」よりも「思考」を鍛える必要があります。データを打ち間違えないように努力するのではなく、打ち間違えることを前提にそれに気づく仕組みをどうつくるのかを考えなくてはならないのです。

 しかし、思考を鍛えるのは、なかなか骨の折れる作業です。ですから私は、同じミスを何度も何度も繰り返してしまう人には大きな仕事を任せず、限定的な仕事しか任せないようにしています。

【タイプ5】責任感のない人

 いまの若者には責任感のない人が多い。正確にいうと、「責任感のない人」ではなく、「責任を取りたくない人」といったほうがいいのかもしれません。

 こういうタイプは、面倒なことを嫌います。プロジェクトを任されるのは全力で避けますし、任されても平気で頓挫させたりします。他の人に尻拭いをさせてもおかまいなしなのです。

 そのうえ、「これをやっておいて」と頼んでも、やろうとしません。上司がどんなに言い聞かせても、口では「わかりました」といって、行動を改めようとしないのです。こういうタイプを教え育てるのは至難の業です。

 とはいえ、会社にいる人材は有限です。責任感のある人だけで仕事が回せるほどの余裕はありません。

 そのためにも、なるべく任せられる人を厳選して「大きな仕事」を任せ、任せられない人には全体に影響のない「小さな仕事」を任せる。それがベターでしょう。