夜勤中の食事は
“昼食”に相当

 上の図のAさんの食習慣を見てみると、夜勤時は甘いものやパンを食べて、夜勤明けは食事量が少ないことが分かります。また、甘い間食をちょこちょこ食べていることも見えてきます。

 ここで、3食の位置付けを考えてみましょう。夜勤がない人は、朝起きて日中は活動し、夜は就寝するため、朝食・昼食・夕食が文字通りの時間帯に対応しています。しかし、夜勤の人はそうではありません。

 夜勤前の17時半の食事は“朝食”に当たります。Aさんは、これをしっかり食べているので良い傾向です。しかし、夜勤中の食事が気になります。夜勤中の食事は“昼食”に当たるので、甘いものやパンではなくしっかり栄養が摂れるものを食べるとよいでしょう。

 食べる時間があまり取れないのであれば、炭水化物とタンパク質、野菜をメインに簡単に食べられるものを選びましょう。例えば、野菜とハムのサンドイッチ、照り焼きサンドイッチ、鮭のおにぎり、蒸しチキン、ゆで卵などがおすすめです。

 これらはスーパーやコンビニで売られているので、通勤途中に入手することができます。肉や魚、卵などのタンパク質を摂ることは満足感につながり、間食防止にも役立ちます。

 手軽に栄養が補給できるから、とプルーンジュースや青汁などのドリンク類を摂る人も多いのですが、健康を謳うドリンクは飲みやすくするために「甘味料」が多く含まれている場合があります。成分表示をよく読んで注意しましょう。

 夜勤中、つまり夜中にしっかり食べてもよいのかな? と心配されるかもしれませんが、寝ているわけではなく、活動しているのでバランスよく食べれば問題ありません。むしろちょこちょこ甘いものをつまんでいる方が、知らず知らずのうちに糖質の摂り過ぎになり、太りやすくなるのです。

 さて、夜勤明けで8時になったら摂る食事は、寝る前の食事、つまり“夕食”に当たります。ここでは甘いものや油っこいものは避けましょう。

 夜勤明けは疲れすぎていて食欲がない場合は、無理に食べなくても大丈夫です。食欲がある人は、寝る2時間前くらいまでに食べるのがおすすめです。

 では、次に夜勤勤務が中心のBさん(30歳男性)の食生活を見てみましょう。