人は大きく分けて4つのタイプに分かれる。自分と違ったタイプの部下の場合、どうやって接するとうまくいくのか。ドクターシーラボなどで社長を経験し、現在はコンサルタントとして多くの企業の上場・成長に貢献し「成長請負人」と呼ばれる池本克之氏が、新著『「いまどき部下」を動かす39のしかけ』の中から、部下のタイプ別指導法をお教えする。
人は4つのタイプに
誰でも当てはめることができる
私は、人は大きく分けて4つのタイプに分かれると常々考えています。
・論理的な人
・感覚的な人
・主張する人
・主張しない人
このマトリクスのどこかの枠に、誰でも当てはめることができます。これは、私が生命保険会社に勤めていたときに営業スキルの一つとして教わりました。
たとえば、私自身は「主張する論理派」です。
その対極にあるのが「主張しない感覚派」になり、私はそのタイプが苦手です。
「主張する感覚派」の代表格は長嶋茂雄さんでしょう。「ここでグッと来たらカーンと打って、ダーッと走るんだ」など、擬音語・擬態語のオンパレードだったので、指導を受ける選手はよくわからなかったのではないかと思います。
ただ、よくしゃべりますし、とにかく太陽のように明るい。長嶋さんのような上司が会社にいたら、仕事に行くのが楽しくなりそうです。