中国外食市場で
元気のいい「日式焼肉」
世界的に日本食がブームと言われる中、中国・上海では現地の中国料理店に押されてしまい、日系飲食店は総じてあまり元気がない。
上海は他の中国の都市と比べ、既にある程度日本食が浸透しているため、目新しさだけで集客できる時期を過ぎていることが原因と考えられる。
すなわち、「日本食が飽きられた」あるいは「マーケットが飽和している」というよりも、むしろ、市場がさらに拡大するまでの過渡期にあるのではないかと推測できる。
そんな厳しい競争市場の中、「日式」で数少ない元気のいい業態の一つが「日式焼肉」業態である。
では、なぜ今「日式焼肉」が受けているのだろうか。分析してみようと思う。