トップ営業マンは
負け惜しみを言わない

 共通点を見つけること自体無理があるかもしれない。それを承知の上で、多くのトップ営業マンを見てきた経験から、あえて一つの共通点を上げさせていただきたい。

 トップ営業マンの共通点はズバリ、“負け惜しみを言わない”ということだ。

 《なんだそんな話かぁ》とガッカリした方こそ、ぜひこの先の話を聞いてほしい。この考え方がのちのち非常に大きな差となって現れることになるからだ。

「負け惜しみ」の意味を知らない人はいないと思うが、念のため説明すると「自分が負けたことや失敗したことを認めない」ことだ。

 結果を出している人はとにかく負け惜しみを言わないのだ。このことは現役営業マン時代からなんとなく気がついていた。私が近くで見てきたトップ営業マンはみんなそうだったし、コンサルタントになって10年以上経つが“負け惜しみを言うトップ営業マン”にはまだ一度も会ったことがない。

 このような話をすると、《トップ営業マンは結果を出しているのだからそもそも負け惜しみを言う必要がないのでは?》と思う人もいるだろう。

 しかし実際には、結果を出している人でも全戦全勝ではなく、当然負けることもある。むしろ、他の誰よりも悔しい思いをしているものだ。

 その際“一切ネガティブなことを言わない”というわけではない。

「今回は完敗だった。あの手のお客様は苦手だなぁ…」と弱音を吐きながらも、その内容は決して“負け惜しみ”ではない。結果を真摯に受け止め、潔く負けを認めているのだ。

 この“負けを認める”というメンタリティが非常に重要になる。

 “負けを認める”と“負け惜しみ”の違いについてスポーツと読書を例にして説明しよう。私は以前より早朝のリーグに入り週2回ほどソフトボールをやっている。以前、強いチームと対戦した時のことだ。