男女の新しい出会いの場として浸透しつつある相席居酒屋。男性は分単位で相席料金を請求される一方で、女性は基本的に飲み食い無料。果たしてどんな男女の駆け引きが行われているのか?女性ライター(27歳)が話題の「相席BAR JIS」に潜入してみた。(清談社 藤野ゆり)
高級化で話題をさらう
「相席BAR」とは?
「恋人が欲しい」――。寒さが厳しくなるにつれ、そんな声を耳にする機会も増えた。
見知らぬ男女が相席で即席合コンを開く出会いスポット「相席屋」は、12月がトップシーズンらしく、月間の来店数は20万人を超えるという(公式HPより)。“取り急ぎ恋人が欲しい”と願う人にとって、「相席居酒屋」は使い勝手のいい場所なのかもしれない。
近年、乱立する「相席居酒屋」だが、なかでも話題になっているのが「相席BAR JIS」の登場だ。既存の相席居酒屋の多くが大衆的な気軽さを売りにしているのに対し、「相席BAR JIS」は高級感のあるラウンジ風で、前菜にメイン、デザートまで本格的なフードとドリンクを取り揃えている。
料金システムは男女共にチャージ500円、男性は相席時10分500円(フリードリンク、金土祝前日600円)と分単位で料金を請求されるが、女性は0円(フリードリンク、全ての料理無料)で、時間制限もない。お洒落な店内で食事と酒をゆっくり堪能できて、そのうえ無料。当然ながら同店には女性客が殺到しているという。そこで一体どんな男女の駆け引きが行われているのか、実際に行ってみた。